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河野防相登庁後会見、令和も戦争のない時代へ
国際社会対応に期待、多くの国と積極的に情報交換
第4次安倍再改造内閣で防衛大臣に就任した河野太郎大臣は9月11日の登庁後の会見で、令和の時代は平成と同様に「戦争のない時代にしなければならない」と述べ、防衛大臣として日本の平和、国民の生命・身体・財産を守る意志を強調した。さらに日本の平和は、世界の平和と安定を抜きに「あり得ない」として、世界平和にも努める考えを示した。
河野大臣は、外務相から防衛相へスライド就任となった。安倍晋三内閣総理大臣からは『世界を回った経験を糧に、ダイナミックな安全保障政策を展開してほしい』との発言もあったように、外交政策で手腕を振るった経験から、安全保障政策では世界各国と互角に渡り合える防衛大臣として期待は大きい。対外的な安全保障政策については、2+2会談として日米だけでなく、日英、日仏、日豪、日印など幅広い国と協議を行っていくほか、様々な2国間、多国間での協力関係をつくり出すと説明。さらにその中で、日本の平和や、地域の安定、世界の平和と安定をつくっていかなければならないとし「この世界の中で、日本が平和と安定を維持できるように、努力していきたい」と語った。
また、世の中が国際化している中で「何事も、日本単独ではできない」と述べて、多様な国と意見交換、情報交換していくことを重視する姿勢を見せた。防衛は「外交と表裏一体」であり、外相時代も含め、これまで培ってきた人脈など「使えるところはしっかりと使っていきたい」として、海外との交流に意欲を示した。