17年度の海外修学旅行、9.1％増の約18万人

文科省調べ、3ヶ月未満の研修旅行は35.2％増

　文部科学省は、高校生の修学旅行や留学などの状況を把握するため、隔年で実施している「高等学校等における国際交流等の状況について」の2017年度の最新調査結果を発表した。それによると、2017年度の高校生による海外修学旅行は、前回調査の15年度比9.1％増の17万9910人と、1割近く増えたことがわかった。方面別では、台湾、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、マレーシアの順に多かった。また、高校生の海外への研修旅行（3ヶ月未満）は、35.2％増の4万2793人と大幅に増加し、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドの順に人気だった。一方で高校生の留学（3ヶ月以上）は2.9％減の4076人と微減した。

■海外修旅、台湾が1位浮上、参加者数は5割増
　公立高校の伸び目立つ、実施校数が1割増加
■海外研修旅行、行き先トップはオーストラリア
　参加生徒数は35.2％増の4.3万人、過去最高に
■海外留学先、1位アメリカ、2位カナダに
　留学生徒数は2.9％減の4076人と微減
■訪日教育旅行の受入校1割増、生徒数2割増
　台湾、韓国、中郷、米国、豪州の順に多く

※図表＝高校生の海外修学旅行の国・地域別行き先（文科省調べ）

※図表＝高校生の海外修学旅行の実施校数・生徒数の推移（文科省調べ）

※図表＝訪日教育旅行の受入校数・受入生徒数の推移（文科省調べ）