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丸紅、Magellan中核の航空機アセット、価値向上へ注力
中古機市場は“売り手”も資産取得好転へ
丸紅航空・船舶本部副本部長兼航空宇宙・防衛事業部長の岡崎徹(※崎のつくりは立)氏はインタビューに応じ、今後航空分野の取組みとして重点的に航空機アセット事業、空港関連事業、防衛・安全保障事業、宇宙関連事業へ取り組む方針を示した。これまでの航空機・エンジンリース事業は、新設の金融・リース事業本部へ移り、全社に分散した金融・リース事業を集約するかたちで取り組む構えだ。
丸紅の航空・宇宙分野事業を手掛ける航空宇宙・防衛事業部は、4月の組織改編で航空宇宙・防衛システム部から名称を改めて、新たなスタートを切った。
従来から力を入れてきた航空機アセット事業領域では、航空機解体・部品トレード事業を行う「Magellan Aviation」を中核事業会社として、さらなる機能を付加。保有資産価値を高める手法を選択・実行していくことで、バリューアップトレーダーとしてのプラットフォームを構築する。
世界の航空旅客需要は引き続き堅調で、金利率および燃料費が比較的低い状況だ。また737MAXの事故などで、新造機の引渡しが滞っている。そうした環境で中古航空機市場は今「売り手市場だ」という。ただし今が売り手市場のピークであり、737MAXの問題が解決すれば退役機数が増え、資産取得環境が好転すると予測する。そのため「Magellan Aviationにとってさらなる事業拡大のチャンス」だとして、期待感を示した。
SPJは国内主要7空港進出目指す
AIROの自動化技術で成長へ
防衛関係では後方民活化期待
比国大型巡視船の受注獲得へ
インターステラへ出資検討
小型衛星需要に手応え
SRT競争力ある整備技術、年間300台まで拡大へ
※写真1=今年3月に中部空港の制限区域内で自動運転実証実験を行ったAIROのバス。自動化技術で空港地上業務を支援する
※写真2=防衛・安全保障領域では、民間を積極的に活用する後方活動に注目する。写真は南スーダンで活動する自衛隊のもの(提供:統合幕僚監部)