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伊藤忠、米コンステレーション衛星サービスに出資
日本や東南アジア向けサービス代理店契約締結
伊藤忠商事は9月25日、米国のスパイア・グローバル社(Spire Global、カリフォルニア州サンフランシスコ市)に出資し、日本及び東南アジアにおける衛星取得データおよび関連サービスの販売代理店契約を締結したことを発表した。
伊藤忠商事によれば、スパイア・グローバル社は約5kgという超小型衛星を自社で設計・製造しており、今年5月には100基目の衛星を打ち上げて軌道に乗せることに成功。スパイア社の衛星は宇宙空間での信号受信に特化しており、全世界の航空機のステータスデータ、船舶のステータスデータ、大気の状態を観測するGPS掩蔽(えんぺい)データの3種を取得しており、そのデータの解析が行われているところ。とくにGPS掩蔽データは次世代の高精度な気象予報として、農業、建設、リテール、エネルギー、災害等の様々な領域での活用が見込まれているとのこと。今後スパイア社はさらに衛星を打ち上げ、取得データ数を増やし、ビッグデータ化することによって、多くの解析に役立てていく予定だという。