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2019.09.30

WING

ITCアエロリーシング、リースを10年以内に100-150機に拡大

中山会長、フリート拡大で「業界の旺盛な需要対応加速」

 ITCアエロリーシングの中山智夫(なかやま・ともお)会長が、リース機数を「今後10年以内に100~150機にまで拡大していきたい」との考えを明らかにした。同社は現在、欧米など6カ国のジェネラルアビエーションに対して計46機(2019年8月末現在)のリースを組成しているが、旺盛な業界ニーズに対応すべく、そのリース組成機数を大きく拡大していく方針だ。
 中山会長はジェンラルアビエーションについて、「基本的には堅調に成長していくだろう」と、市場は成長を維持すると予測。「(リース機数を100~150機へ)拡大しなければ、業界のニーズに対応することができない」ことを強調した。ヘリコプター、ビジネスジェット、ターボプロップ、そしてリージョナルジェットなど、あらゆる分野で需要が伸びていくとして、ITCアエロリーシングとしても、そうした旺盛な需要に対応する。
 なかでも最近ではフランスの老舗チャーター企業とタッグを組んで、エールフランスが欧州域内で活用する50人乗り機材を複数リースするなど、ジェネラルアビエーションとエアラインのハイブリッド案件に足を踏み入れている。今後もこのようにジェネラルアビエーションの垣根を超えるようなハイブリッド案件に積極的に取り組んでいくことでジェネラルアビエーション専門商社・リース会社としてのプレゼンスを一段と強化していく予定だ。
 中山会長は「欧州域内、米国内の人の移動において、ビジネスジェットやリージョナルジェットなどの利用は、引き続き増加する見込み。こうした分野のリース案件は今後伸びていくだろう」との見方を示しており、リージョナルジェットなどの需要にも応えることができる体制を強化していく考え。

 

フリート拡大で国内外スタッフ数拡充も
東南アジア拠点の設置も視野

 

航空機は「優良な資産償却

 

ITCが手掛ける直接保有型リースのメリットとは?

 

※写真=ITCアエロリーシングの中山智夫会長。今後10年以内にリース機数を100~150機規模へと拡大することを目指す(提供:ITCアエロリーシング)

※写真=ITCアエロリーシングは回転翼・固定翼で幅広いラインナップを有する(提供:ITCアエロリーシング)

※写真=旺盛な市場ニーズに応えるべくITCアエロリーシングはリース機拡大を目指す(提供:ITCアエロリーシング)

※図=ITCアエロリーシングの現在のリース機材