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2019.10.02

ウイングトラベル

観光庁統計、8月の外国人宿泊者数4.5%増

韓国半減もプラス、欧米・アジアが増加

 観光庁は、8月(第1次速報)と7月(第2次速報)の宿泊旅行統計の調査結果をまとめた。それによると、8月の延べ宿泊者数は前年同月比1.4%減の5886万人泊と前年を割った。
 うち日本人延べ宿泊者数は2.4%減、外国人延べ宿泊者数は4.5%増で、日本人宿泊数の漸減傾向が影響し、外国人宿泊数は好調にプラスを維持しており、訪日韓国人の半減を欧米、アジアからの旅行者が補ってさらにプラスを維持している。
 日本政府観光局(JNTO)によると、8月の訪日外国人は前年同月比2.2%減の252万100人となり、11カ月ぶりにマイナスを記録した。韓国が約5割減少したが、一方で、大手市場の中国も前月に続き単月で100万人を超え、欧米も堅調に推移し、東南アジア諸国、インド、ロシアの新興市場は2割を超える伸びを示した。
 訪日外国人旅行者は、比較的に長期滞在の欧米やアジア各国も延泊が多いことから、旅行者x数が減少しても宿泊者数が増加したとみられる。このため、滞在消費額も前年を上回ることも予想される。8月の客室稼働率は69.3%で、70%に迫る勢いを示した。