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航空局、ICAO技術委員会で副議長に選出
第1カテゴリー理事国も継続、ICAO総会が閉会
航空局は10月8日、先ごろカナダのモントリオールで開催された国際民間航空機関(ICAO)第40回総会において、日本が技術委員会の副議長に選出されたことを発表した。航空局ではこれにより、航空技術に関する審議をリードする役割を担い、日本のプレゼンスを示すことができたと評価している。また理事国選挙では日本が第1カテゴリー理事国に再選された。
ちなみに日本は1956年以降、連続して理事国に選出されており、今回の選挙でも航空運送において最も重要な国に位置付けられる第1カテゴリー理事国に立候補。得票数は同カテゴリー11カ国中第3位だった。
今回の総会でICAOは2020年~2022年に亘る次期3カ年の活動方針および計画などを決議。さらに航空安全・航空保安、航空管制に関する世界計画の改訂なども承認している。
具体的には航空機事故等を減らすため、各国における航空安全プログラムの導入や運航リスク軽減等を内容とする2020~2022版の世界航空安全計画(GASP)を承認。さらに、航空交通の高度化を進め、将来の航空交通量の増大に適切に対応するため、世界航空交通計画(GANP)第6版について、安全性及び航空交通サービスのパフォーマンス指標並びに相互運用性に係る改訂も承認した。