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アメリカン航空、737MAX運航を1月16日再開へ
ボーイング、議会証言や事故報告書など今月末~11月初旬に山場
アメリカン航空は世界的に運航停止中の737MAXについて、現時点において1月16日運航分から段階的に運航を再開することを期待しているとの見方を明らかにした。アメリカン航空によると、同社としてはボーイング、米連邦航空局(FAA)を中心に進められている737MAXのMCASソフトウェアアップデートが年内に再認証を取得し、来年1月には商用フライトが再開するだろうと予想。そのためアメリカン航空としては1月16日以降、2月にかけて737MAX運航便が増加するだろうとしている。
737MAXを開発したボーイングのデニス・ミュレ-バーグCEOはこれまで、737MAX運航再開に繋がる同機の改修ソフトウェア認証について、今年第4四半期(10-12月)の早い段階での再開を期待していた。ただ、FAAや世界の航空当局などで737MAXの安全性について議論を重ねるなか、ボーイング側の思惑を他所に10月半ばの段階になっても、改修ソフトウェアの認証は得られていない。アメリカン航空の予想でも、認証は12月へとズレ込む見通しだ。
またボーイングにとって今後の焦点となりそうなのが、10月末に予想されているミュレンバーグCEOの議会証言だ。安全管理体制のあり方などに厳しい追求が行われると予想されるが、その場でボーイングのトップが何を語るのか、注目されるところ。さらにボーイングにとってもう一つの大きな山となるのが、11月に予定されているライオンエアの737MAX墜落事故の報告書の発行だ。
MAX便希望しない旅客対応方針は数週間以内に決定
※写真=アメリカン航空は737MAXの運航再開を1月16日に設定し同機の運航再開に期待を寄せている