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NAA、物流関連9社と「CEIV Pharma」取得目指す
20年度下期取得へ、医薬品貨物輸送を高品質化
成田国際空港会社(NAA)は10月15日、国際貨物の航空輸送に関連する9事業者とコミュニティを結成して、IATAが提唱する医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」の取得を目指すと発表した。結成自体はすでに9月に行っていて、今後2020年度上期まで参加企業でのトレーニング受講、監査、認証検査受検を行い、2020年度下期には認証取得を目指す。
この認証は、世界基準をクリアした高品質の医薬品輸送を行える事業者として認めるもの。コミュニティ全体で取得すれば、成田空港での医薬品貨物の取扱い品質を向上させて、航空物流の拠点化を一層促進させることになる。成田空港が取り扱う医薬品の貿易額は、港湾を含む全国医薬品貿易額の約半分を占めるため、物流拠点としての信頼性向上など大きな効果が期待できる。
※写真=NAAと9社の国際航空輸送関係者が医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」の取得を目指す