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2019.10.16

WING

日米、土地・施設使用事案10件を承認

キャンプ・シュワブ再編で必要な施設整備など

 日米合同委員会はこのほど、在日米軍や自衛隊の土地・施設に関する事案10件について合意した。そのうちキャンプ・シュワブ再編に関する施設整備の承認を含み、米側への整備施設提供が1件となる。そのほか、自衛隊の訓練のための米軍施設使用が5件で、日米共同演習「ヤマサクラ」のための自衛隊施設使用が3件となった。
 キャンプ・シュワブ再編に関する事案は、2006年5月の「再編の実施のための日米ロードマップ」にある再編成で整備が必要となる施設を示したもの。キャンプ・シュワブおよび辺野古弾薬庫で必要な整備として、建物38棟、約5万1000平方メートルの整備を承認した。キャンプ・シュワプでは、特高開閉所の本体建物約400平方メートル、その他付帯施設の整備を実施する。辺野古弾薬庫ではゲート関連施設として、管理棟、守衛室、検査室などが必要だとしている。さらに下士官宿舎の整備として、6階建ての本体建物4棟のほか、自転車置き場、リサイクル・ゴミ置き場、機器洗場、換装場など整備が必要だとしている。
 整備施設の提供事案は、辺野古弾薬庫における道路、囲障など付帯施設の提供だ。こちらもロードマップに盛り込まれた再編成に伴い必要とする整備。道路のほか囲障、下水、鋪床などの整備が完了したとして、米側への提供を認可した。