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大日本印刷、空飛ぶクルマのMaaSサービス事業開発へ
CARTIVATORと共同で事業開発を展開
大日本印刷(DNP)は、空飛ぶクルマの開発に取り組む有志団体CARTIVATOR、そして同団体から派生したSkyDriveと協働で、空飛ぶクルマを活用したMaaS(Mobility as a Service)関連サービスの事業開発をスタートした。
大日本印刷は事業成長領域の一つとして、「住まいとモビリティ」関連の事業開発等に取り組んで
おり、その一環としてMaaSの開発にも注力。CARTIVATORの「モビリティを通じて次世代に夢を提供する」というミッションと、SkyDriveの「空飛ぶクルマ」の構想に共感し、共同事業開発に踏み切った。
自動車や航空機、ドローン産業など、多分野のエンジニアが結集したCARTIVATORはプロトタイプと理論構築を行いつつ、2020年デモフライト実施を目指している。そのメンバーたちが株式会社化して設立した企業がSkyDriveで、昨年12月には無人形態の空飛ぶクルマの屋外飛行試験を日本で初めて実施することに成功した。同社は年内にも有人飛行試験の開始して、2020年夏のデモフライト、そして2023年の販売開始を目指している。
CARTIVATOR共同代表を務める中村翼氏と福澤知浩氏は大日本印刷とのMaaS関連の事業開発について、「空飛ぶクルマがMaaSの拡大の中で、どのような価値を創出できるのか、事業開発をご一緒できることが非常に楽しみ」とコメント。その上、あらためて空飛ぶクルマの開発を加速していきたいとしている。