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2019.10.24

WING

中部空港、上期旅客数は過去最高の698万8265人

発着回数、構内営業売上も過去最高を更新

 中部国際空港会社が10月23日に発表した2019年度上期(4-9月)の空港運営実績によると、上期の旅客数が前年比13%増加した698万8265人に達したことを明らかにした。これは上期実績として過去最高の数字。とくに国際線旅客数は前年度比16%増えた352万7517人で、こちらも上期の過去最高の数字を塗り替えたかたちだ。ちなみに、国内線旅客数は10%増加した346万748人で、過去2番目の旅客数だった。
 中部空港会社によれば、国際線旅客数のうち、日本人旅客数は10%増加した167万6600人、外国人旅客数は23%増加した183万7673人だった。
 一方、米中貿易紛争などといった不確定要素が世界各地に散見されており、貨物需要が停滞している。中部空港の貨物取扱量も低迷しており、上期における国際貨物取扱量は11%減少した8万7705トンにまで落ち込んだ。国内貨物取扱量も5%減少した8921トンと、前年割れの実績となった。
 そうしたなか航空機の発着回数は過去最高を更新。上期中の発着回数は14%伸びた5万8754回となっており、国際線が26%増加した2万5097回(うち旅客便:2万2986回〈28%増〉、貨物便:1526回〈5%増〉)、国内線は6%増加した3万3657回(うち旅客便:3万2360回〈7%増〉)だった。
 なお、構内営業売上高は12%増加した219億3100万円と、上期として過去最高の売上を更新。免税店の売上が好調で、前年比12%増加した140億7500万円と、免税店の売上高としても過去最高を更新した。

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