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2019.10.24

WING

成田19年度上期、旅客・発着で最高値更新

国際旅客引き続き好調、発着は初めて13万回超に

 成田国際空港会社(NAA)がまとめた成田空港の2019年度上半期運用状況は、旅客数として国際線・国内線とも開港以来の最高値を更新。国際線旅客が前年同期比3%増の1862万840人、国内線旅客が10%増の398万6965人となって、旅客全体も4%増の2260万7805人で過去最高となった。航空機発着数は5%増の13万5126回で、年度半期として初めて13万回を超えた。国際線の躍進が大きく貢献し、国際線発着数が4%増の10万6504回と5年連続で開港以来の最高値を更新した。
 19年度上期の航空旅客数については、18年度上期を上回って5年連続で最高値を更新した。国際線では旅客便として韓国線、欧州線、中国線への新規・増便によって、国際線旅客も2年連続で最高値を更新した。国際線旅客のうち日本人旅客は4%増の748万6175人と4年続けて増加した。一方の外国人旅客は2%増の920万4223人となって、こちらは6年連続の最高値更新となった。国際線通過客については1%減の193万442人と前年同期を下回った。国内線旅客は、長崎線、高知線、下地島線、庄内線と新規就航が続いたことに加え、札幌線、中部線、広島線、仙台線などの増便があって、400万人近い旅客数となった。これは、2017年度の最高値を上回る数で、2年ぶりの更新となった。
 航空機発着数は国際線・国内線とも好調で、このほど8年連続の最高値更新となった。とりわけ国際線はこのところ旅客便がよく伸びて、5年連続の最高値更新となった。国際線のうち旅客便の発着は3%増の9万2662回で、貨物便が5%増の1万2302回、その他が15%増の1540回となった。国内線の発着数は、旅客と同様2017年度以来の最高値更新となった。今年度は旅客便の新規・増便が相次ぎ好調だった。国内線のうち、旅客便は9%増の2万7612回で、貨物便が12%増の266回、その他が60%増の744回だった。

 9月単月、国際線の旅客3%減も発着は2%増