ウイングトラベル
NZ政観、日本人客上積みへ新プロモ展開検討
自然以外の素材訴求や短期間の旅行商品造成推進
ニュージーランド政府観光局の猪膝直樹日本局長は本紙などとのインタビューに応じ、日本人旅行者の上積みに向けて、これまで注力してきた自然関連のプロモーションに加えて、食やニュージーランド人のホスピタリティなどこれまで日本市場で着目されてこなかった観光素材を訴求するための新たなプロモーションを展開していく方針を明らかにした。さらに、旅行業界に対しては、「短期間で楽しめるニュージーランド」をキーワードに商品造成を呼びかけていく。さらにSNSの活用も推進。日本の市場にあわせた情報をタイムリーで提供していく体制を整えていく考えを示した。
ニュージーランド政府観光局は現在日本で開催されているラグビーワールドカップ日本大会にニュージーランド代表チーム「オールブラックス」の出場を機に、大使館や経済・教育機関とともに日本の人々に感謝の意を示す「New Zealand Says 39プロジェクト(39プロジェクト)」を立ち上げ、9月〜10月にかけて各種イベントを展開。当初の想定を上回る来場者が訪れたという。また、39プロジェクトのサイトにも多くのアクセスがあるなど、ニュージーランドへの関心が高まってきている。ここを契機ととらえて、日本市場においてニュージーランド観光に対する新たな印象を醸成させていくための取り組みを推進していく考えだ。
「New Zealand Says 39プロジェクト」展開
ラグビーW杯にあわせイベント、想定以上の集客
女子旅の増加など、旅行者層の中身も変化
SNSの活用強化、日本市場向け情報を積極発信
※写真=「New Zealand Says 39プロジェクト」や今後の活動方針などを紹介するニュージーランド政府観光局の猪膝直樹日本局長