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ボーイングCEO、インドネシア事故報告書受け声明
ボーイングは10月25日(シカゴ現地時間)、インドネシア運輸安全委員会(KNKT)が同日、737MAXで運航していたライオンエア610便の墜落事故に関する最終事故報告書を公表したことを受けて声明を発表した。このなかでボーイングのデニス・ミューレンバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)は「KNKTの安全に関する推奨事項に対応し、737MAXの安全性を強化するための措置を講じ、この事故で発生した飛行制御条件が再び発生しないようにする」とコメント。また、「我々はKNKTが、この事故の事実、その原因因子、そしてこうした事故が二度と起こらないようにするという共通の目標に向けた勧告を決定するための広範な努力を称える」とした。
またミューレンバーグCEOは声明の冒頭で、「ボーイングを代表して、事故で命を失った家族や愛する人たちに心からお悔やみを申し上げる。また、ライオンエアに哀悼の意を表すると共に、ライオンエアの家族に深い同情を表明したいと思う」と、事故で犠牲となった人々およびその家族らに向けて、あらためて哀悼の意を表した。
ミューレンバーグCEOは「安全性はボーイングのすべての人にとって永続的な価値。飛行機に搭乗する旅客やエアラインなどの顧客、さらにはボーイング機のクルーの安全は常に最優先事項」であることに触れながら、「ライオンエアとの長年のパートナーシップを重視し、今後も引き続き協力していくことを楽しみにしている」とコメントした。