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2019.10.30

WING

ANA Cargo、成田-シカゴ線に777フレイター就航

自社ベンダーで実に10年ぶりのシカゴ線

 ANA Cargoは10月29日、777フレイターを成田-シカゴ線に就航し、その初荷や初便の出発の様子を報道陣に公開した。この777フレイターは今年6月に日本の航空会社として初めて導入した大型貨物専用機で、既に7月から成田-上海線で導入している。成田-シカゴ線では、週3日(火・木・土曜日)で運航することとなり、ウエスタン・グローバル・エアラインズのチャーター便も合わせると、実質的にデイリー運航することとなる。同貨物路線は、自社ベンダーとして2006年から2009年10月まで3年間、767フレイターで飛ばしており、今回自社ベンダーとしては10年振りの再開となる。
 米中貿易紛争が続き、世界的な貿易量が減少している状況下で、国際航空貨物市場は厳しい状況が続いている。そのような中でも、初便の貨物搭載量は全ポジションが埋まる満載となり、777フレイターは、自動車部品、電子機器、衣類のほか、完成車といった大型機でしか運べない貨物等も含め、約80トンを載せて一路シカゴへと飛び立って行った。ちなみに、シカゴからの復路便では、健康機器関連機器、医薬品、農産品が比較的多いほか、自動車部品も多く、約80トンを予定していると説明している。

 

市場状況を見つつ、確実に輸送需要を確保
従前は応えられなかった貨物ニーズに応える

 

 ANA Cargo取締役で成田ウェアハウスオペレーションセンターの仲井尚センター長は、集まった報道陣に対し、「今年7月に初就航した成田-上海線に続き、自社大型フレイターを北米路線に就航できる事をうれしく思う。念願の自社大型機による北米線になる」と述べるとともに、「とりわけ輸送需要が大きい北米路線に大型フレイターを投入することで、自社の777フレイター2機と767フレイター11機の計13機だけでなく、ANAグループ全体約250機の旅客便の相乗効果により、利用者のあらゆる輸送ニーズに応え、高品質で安全なサービスを提供していきたい」として喜びを語った。

 

※写真=ANA Cargoは777フレイターを成田-上海線に続き成田-シカゴ線にも導入する

※写真=ANA Cargo取締役で成田ウェアハウスオペレーションセンターの仲井尚センター長は、「念願の自社大型機による北米線になる」と述べる

※写真=777フレイターによる成田-シカゴ線の初荷

※写真=777フレイターでは従来応えられなかった完成車等の大型貨物の輸送ニーズにも応えられる

※写真=約80トンの自動車部品等の貨物を満載して一路シカゴへ