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空自、F-15などレッド・フラッグ・アラスカ演習に派遣
防空戦闘、空中給油、戦術空輸などアラスカで訓練
航空自衛隊は5月28日より、米国アラスカ州で開催される米空軍主催の多国籍演習レッド・フラッグ・アラスカに参加のためF-15戦闘機6機、E-767早期警戒管制機1機、C-130H輸送機2機、KC-767空中給油・輸送機1機を出発させた。広大なアラスカの空域で防空戦闘訓練、空中給油訓練、戦術空輸訓練を実施するもので、日米共同訓練により戦術技量向上、日米共同対処能力向上を図るため、毎年参加している。今回は同演習にシンガポール空軍も参加する予定という。なお、レッド・フラッグ・アラスカの実施期間は6月8日より6月23日までとなっている。
参加部隊は航空総隊からF-15J/DJを第6航空団(小松)、E-767を警戒航空隊(浜松)から派遣し人員約180名、航空支援集団からC-130HおよびKC-767を第1輸送航空隊(小牧)から派遣し人員約110名の規模となる。
なお、F-15が本邦からアラスカまで渡洋飛行する際の空中給油は米空軍空中給油機に依頼する。
訓練場所は米アラスカ州のアイルソン空軍基地およびエレメンドルフ・リチャードソン統合基地とその周辺空域等となっている。