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2019.11.06

ウイングトラベル

ルクセンブルク、日本人誘致に注力

観光大臣来日「より深い体験を」

 先日大阪で開催された「ツーリズムEXPOジャパン」に合わせ、ルクセンブルク大公国観光大臣兼中小企業大臣のレックス・デレス氏が来日、弊社インタビューに答えた。デレス大臣は「バスで数時間だけ滞在するのではなく、ルクセンブルクでより深い体験をして頂きたい」とアピール、日本人誘致に注力する姿勢を見せた。
 ルクセンブルクの日本人宿泊数は、昨年1万1000泊を記録。宿泊数は「ここ数年で非常に伸びている」という。ただデレス大臣は「数字が一番重要ではない。ルクセンブルクに来て頂き、いかに満足してもらえるかが重要だ」というスタンスで、「そのためにも日本人がルクセンブルクに求めていることを把握するのが大切」と指摘。具体的に文化、美食、治安、清潔の4点を挙げた。
 日本マーケットにおいては、2017年のアンリ大公殿下来日など、ここ近年関係強化を図っており、観光分野を管轄する経済省の東京貿易投資事務所が核となり、日本での活動に取り組んでいる。先日の「ツーリズムEXPOジャパン」出展のほか、旅行会社との関係強化も重視。日本旅行業協会(JATA)が展開するアウトバウンド促進協議会(JOTC)への協力も今後検討する。
 旅行会社へ向けたアプローチとして、デレス大臣は「自然や文化、世界遺産、美食、探求など、いくつかのカテゴリーごとにパッケージを作り、旅行会社のツアー造成をサポートしていきたい」と意欲を見せた。

 

※写真=ルクセンブルク大公国レックス・デレス観光大臣兼中小企業大臣