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2019.11.06

WING

防衛省、北発射の31日ミサイルは固体燃料

3分間隔で2発の発射を確認

 防衛省は11月5日、北朝鮮が先月31日に発射した短距離弾道ミサイルについて、3分間隔で2回発射を確認。今年8月24日および9月10日に発射されたものと同系統の固体燃料推進方式と推定されたことを発表した。河野太郎防衛大臣は同日の閣議後会見で、3分間隔での発射について、これまでに得た情報を総合的に分析したとして、まずは「事実のみ答えたい」と述べ、詳細な状況など分析が進んだ時点で明らかにする考えを示した。
 31日発射の弾道ミサイルは、16時35分ごろに北朝鮮の西側から東方向へ向けて2発発射された。この2発はそれぞれ、高度約100キロ、飛翔距離は350~400キロだったと見られる。日本海上の日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下したと推定される。
 この短距離弾道ミサイルと同系統とされる8月24日のものは、宣徳(ソンドク)付近から午前6時40分と7時ごろに2発の発射を確認。日本海へ向けて350~400キロ程度飛翔したことを確認した。9月10日の弾道ミサイルは、价川(ケチョン)付近から発射され、午前6時50分と、7時10分ごろ、少なくとも2発の発射があったとする。このときの飛翔距離は、最大300~350キロだった。

 

※写真=31日の弾道ミサイルは、8月24日、9月10日の同系統だと推定した。写真は9月10日のもの(提供:防衛省)