WING
IHI中間決算、四半期純損失48億7000万円に
民間航空エンジン検査プロセス厳格化など影響
IHIが11月1日に発表した2020年3月期中間決算によると、四半期純損失48億7000万円を計上した。同社は前年の中間決算で284億2900万円の黒字を確保。そこから一転して損失計上となってしまった。
第2四半期累計期間の受注高は5.1%減少した6160億円と減少したほか、売上高も15%縮小した5949億円へと大幅に減少。損益面では営業利益がボイラの減収および採算性悪化、車両過給機の欧州、中国における販売台数減少、さらには民間向け航空エンジンの検査プロセス厳格化に伴う減収、さらにはプログラム費用の追加負担の影響になどにより、346億円減益となった105億円となった。
経常利益は、持分法投資損失および為替差損の計上などにより、減益幅が拡大して455億円減益となる35億円となった。
航空宇宙防衛、売上高は368億円減