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2019.11.06

WING

三菱電機、新型のセンチメーター級高精度測位端末販売

ドローンなど搭載可能に、体積・重量は従来比80%減

 三菱電機は新しいセンチメータ級高精度測位端末「AQLOC-Light(アキュロック ライト)」を、11月5日に販売を開始した。
 三菱電機によれば、この端末は準天頂衛星システムによるセンチメータ級測位補強サービスなどの高精度測位補強情報を受信する端末とのこと。小型化、軽量化、省電力化を実現したことで、例えばドローンなどの小型移動体への搭載も可能としており、多様な事業分野における高精度測位情報の利用拡大に繋がると期待を示している。
 三菱電機が販売を開始したセンチメータ級高精度測位端末「AQLOC-Light」は、そのサイズが90(W)×90(D)×30(H)ミリ、重量は280グラムと小型軽量だ。スイスのu-blox社製の受信チップを採用したことで、小型化・軽量化・省電力化を実現したという。これにより従来品の「AQLOC-VCX」と比べ、部品点数を削減し消費電力を70%削減することで排熱構造が不要となり、体積・重量を約80%削減することに成功したという。

 

※写真=三菱電機が販売を開始した新しいセンチメータ級高精度測位端末「AQLOC-Light」(提供:三菱電機)