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2018.05.30

WING

北朝鮮「JI SONG 6号」と小型船舶に瀬取り疑い

海自第1航空群P-3C発見、小型船には中国旗掲揚か

 防衛省は、海上自衛隊第1航空群のP-3C(鹿屋)が19日に、東シナ海公海上(上海の南東約350キロ沖)で、北朝鮮船籍タンカー「JI SONG 6号」と、中国国旗とみられる旗を掲揚した小型船舶が横付けしているのを確認したとして、瀬取りの疑いを強めている。
 P-3Cが発見した2隻の船舶は、夜間に横付けした状態で、照明を点灯して蛇管(ホース)を接続していた。そのため、何らかの作業を行っていた可能性があり、北朝鮮が国連安保理決議で禁止されている瀬取りを実施していたことが強く疑われる。このたび、瀬取りと疑わしき行動を行っていた北朝鮮船籍タンカーの「JI SONG 6号」は、今年3月に国連安保理北朝鮮制裁委員会から、資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶となっている。

※写真=中国と見られる旗を掲揚する小型船(提供:防衛省)