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2019.11.13

WING

ユナイテッド、脱炭素化へ4000万ドル投資

持続可能な航空燃料、脱炭素化技術開発促進

 ユナイテッド航空(UAL)は、航空業界での持続可能な環境確立をめざすため、持続可能な航空燃料、その他の脱炭素化技術開発の促進に4000万ドル投資することを決定した。UALは今年5月に今後2年間で持続可能な航空燃料を最大1000万ガロン購入する契約を結んでおり、環境保全に熱心なパートナーと航空分野の脱炭素化を推進する。
 同社では、世界の航空会社が公表した持続可能な航空燃料の購入契約のうち、50%以上をUALが占めており、環境に配慮した航空燃料を継続して使用しているのは米国航空会社の中でユナイテッド航空のみと強調している。
 具体的には、カリフォルニア州の航空燃料デベロッパーFulcrum BioEnergy社に3000万ドルを投資。UALは同社から10億ガロン近くを購入できる仮契約を結んでおり、これは持続可能な航空燃料の取引契約として航空業界で最大規模となった。
 今年6月には「ザ・フライト・フォー・プラネット」を運航。また、通常のウィングレットより燃料消費を更に2%削減するボーイング社のスプリット・シミッター・ウィングレットを採用。現在UALの約400機がこのウィングレットを装備している。

 

※写真=持続可能な航空燃料、脱炭素化技術開発などエコ・スカイ・プログラムを進めるユナイテッド航空