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ボーイング、12月にもMAX納入再開の見通し
FAAが12月に飛行禁止措置解除の可能性
ボーイングは11月11日(現地時間)、運航停止措置が講じられている737MAXについて、12月にも顧客に機体の引き渡しを再開するとの見通しを明らかにした。
もちろん、納入再開に先立って米連邦航空局(FAA)から、改修したMCASソフトウェアの認証を取得しなければならない。ボーイングはMCASの認証について今第4四半期中に承認が得られるとしており、12月にも飛行禁止措置を取り消す耐空性改善命令(AD)を発行する可能性があるとの期待を示している。
ただ、一方で737MAXには依然として厳しい目が注がれていることも事実。運航会社による737MAXの再開については、サウスウェスト航空、アメリカン航空らが来年3月から開始することを表明した。商業運航のなかで737MAXの飛ぶ姿を目にするまでには、もう少し時間を要するかも知れない。
ボーイングは「FAAやその他の機関と密接に連携して、認証取得および安全な商業運航の再開に向けた取り組みを進めている」ことに言及。737MAXの運航再開に向けて、厳格な精査が実施されていることから、「MAXはこれまでで最も安全な飛行機の1つになると確信している」とした。
※写真=FAAは737MAXの飛行禁止措置を12月にも解除か。ボーイングは12月中に同機の顧客引き渡しを再開する予定だ