ウイングトラベル
アリゾナ州とセドナ観光局が最新情報提供
自然・食文化など魅力満載、羽田増便で期待
アリゾナ州政府観光局とセドナ観光局は、旅行会社とメディア向けに「デスティネーション・ワークショップ」を開催し、アリゾナ州とセドナの最新観光情報を提供した。
冒頭挨拶に立ったアメリカ大使館商務部のユーキン・マ氏は、「アリゾナは、グランドキャニオンをはじめ数々の国立公演がある全米でも人気の観光デスティネーションの一つ。セドナはアウトドアやスピリチュアル体験などで世界中の旅行者を魅了している。来春からは羽田−アメリカ線が24便に増えることから日本とアリゾナの距離もさらに近くなる」と話し、旅行会社に新しい商品の造成を呼びかけた。
アリゾナ州政府観光局メディア・リレーションズ・ディレクターのキムバレー・トッド氏は、アリゾナ州への日本人旅行者は、アメリカ全体が横ばいで推移しているなか、9年連続で前年増。2018年の日本人旅行者数は7万1500人で、国際市場第5位となっていることから、「日本は非常に重要なマーケット」と位置づけた。
アリゾナ州は、食、アドベンチャー、文化遺産、ウェルネスの4分野で訴求を強化している。食では、ツーソンがユネスコ「シティ・オブ・ガストロノミー」に登録されているほか、メキシコに近いことから多彩な食が楽しめ、ワイナリーと地ビール醸造所はそれぞれ100軒以上点在することなどをアピールした。観光局では、「Expedition Foodie ARIZONA」というサイトを立ち上げ、こうした豊富な食素材を積極的に紹介している。
セドナ、サステナブルツーリズムプラン作成
シーズン平準化へ6-8月、11-2月の送客提案
セドナの観光情報はセドナ商工会議所観光局ディレクターの佐渡祥子氏が説明。訴求ポイントとしてアウトドア、ウェルネス、芸術&文化、サステナビリティの4つを挙げた。そのうち、サステナビリティについては今年からの施策。3月〜5月、9月〜10月のハイシーズンでオーバーツーリズムの課題が顕在化しつつあり、住民から不満の声も出ていることから、サステナブルツーリズムプランを作成。「セドナの価値を分かってもらう旅行者に長く滞在してもらう」プロモーションに変更している。
AAL、羽田増便と成田−ラスベガス利用を
UAL、羽田5路線とデンバー−セドナ通年運航
※写真=アメリカ大使館商務部のユーキン・マ氏
※写真=アリゾナ州政府観光局メディア・リレーションズ・ディレクターのキムバレー・トッド氏
※写真=セドナ商工会議所観光局ディレクターの佐渡祥子氏
※写真=AALアカウントマネージャーの西野健人氏
※写真=UAL営業部長の高橋秀明氏