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2019.11.19

ウイングトラベル

トルコ、観光収入重視のプロモーションへ

重点市場に日本、ターキッシュエアと協力

 トルコ文化観光省のメフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光大臣は、イスタンブルのドルマバフチェ宮殿で記者会見し、トルコ共和国建国100周年の2023年に向けた観光戦略を発表した。同大臣はサステイナブルに収益を重視する観光モデルへ転換し、2023年の観光客数7500万人以上、観光収益650億ドルを目標とすることを表明した。
 同大臣は、新たなプロモーションのターゲットとして日本、中国、韓国、インドを加え、西欧の主要市場に加えて、新興市場の極東、太平洋、さらに中欧・東欧市場も開拓していくとした。
 極東と太平洋諸国に対しては直行便などを拡大し、2018年から2023年の6年間に、アジア太平洋地域からの観光客数を平均して30%以上の増加と予測、とくに極東・オセアニアは2019年に約100万人、2023年には約400万人の送客を見込んでいる。
 同大臣は「ターキッシュ エアラインズの現在、将来の発着地すべてがトルコ観光のターゲット市場で、とりわけ日本、中国、韓国、インドとは相互協力に努める。ターキッシュ エアランズと連携したプロモーションと宣伝活動も行い、一人旅の送客増も図っていく」と協力してプロモーションを展開する。
 2023年の観光戦略では、観光客1人当たりの支出を増加させ、平均宿泊日数を9.9〜10日へと伸ばし、1泊支出約86ドルを目指す。

 

 観光予算を拡大、高品質旅行商品を奨励
 新たな観光地や商品開発で消費額拡大

 トルコでは、各国で採用されている観光広報・開発を担うセントラルエージェンシーモデxルを導入し、トルコ観光広報・開発庁を通じて、観光プロモーション予算を拡大し、持続可能で効果的なプロモーションに政策を転換した。

 

 サステイナブル、環境に配慮した観光発展
 「2020年 プロモーション動画」を公開

 トルコは、持続可能で環境にやさしい観光の発展のための調査研究を行い、観光地と指定された海岸の諸都市へ投資する地方自治体を支援する。今後は、各エリアでのビーチ環境認証ブルーフラッグや、トルコ観光文化省が環境に優しく配慮した宿泊施設に与えるグリーンスターなどの環境認証取得を奨励していく。

動画URL

 

※写真=記者会見するメフメト・ヌーリ・エルソイ・トルコ文化観光大臣