陸上総隊がモンゴル「カーン・クエスト18」参加

新たに3つの安全確保業務訓練を実施

　陸上自衛隊は、米・モンゴル共催の多国間共同訓練「カーン・クエスト18」へ参加する。同訓練は6月14〜28日にモンゴル・ファイブ・ヒルズ訓練場で行われ、32ヵ国の参加によって国連PKOに関係する実動訓練および指揮所訓練を行う。
　陸自から参加する部隊は、陸上総隊約40名で、実動訓練では1個小隊35名と、教官要員4名が参加。指揮所訓練では、陸上総隊司令部から2名が参加する。陸自として2009年から参加しているが、このたび実動訓練として、新たに安全確保業務に関する「群衆対処」、「国連指定施設警備」、「交付所任務」が加わる。さらに駆け付け警護を想定する「車列警護」を行うほか、「巡察」「検問」「IED対処」「救護」「文民保護教育」を実施。特に検問については、モンゴルおよびカタールと共同で実施する予定としている。