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2018.06.01

WING

国交省、空港制限区域で自動走行実証実験

地上支援業務の労働力不足対応で

 国土交通省では、深刻化する空港の地上支援業務の労働力不足に対応するため、今年度中に、空港の制限区域内において、乗客・乗員の輸送を想定した自動走行の実証実験を実施する。国土交通省によれば、こうした実証実験は、国内初の取組となるという。
 現在、日本の空港では、訪日旅客4000万人に向けて積極的な機能強化が進められている一方で、地上支援業務の労働力不足が深刻化。そこで航空局ではこの課題に対応するため、官民が連携しながら先端技術を活用して業務の省力化・自動化を進めていく方針だ。その一環として今年度は、空港の制限区域内における自動走行の実装を目指した実証実験を実施する。
 国土交通省によると、今年7月頃を目処に、国土交通省ホームページで実証実験実施者の公募を行う。その上で、10月頃〜来年年2月頃にかけて実証実験を実施する。