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2019.11.25

ウイングトラベル

NY市観光局、富裕層へのアプローチ強化

観光ミッション来日、今年の日本人客35万人

 ニューヨーク市観光局は、ソウルと大阪、東京でセールス&メディアミッションを実施、現地よりホテルやアトラクションなど12社が参加した。また同ミッションに合わせ、観光局より最高マーケティング責任者(CMO)のナンシー・マンマナ氏、先ごろ就任したアジア地区ディレクターのアルン・ゴヴァダ氏、マーケティングディレクターのマキコ・ヒーリー氏ら幹部が来日、メディアインタビューに答え、現在日本マーケットで展開中の広告キャンペーンや、好調な富裕層をはじめとする今後のマーケティング展開について語った。
 日本からニューヨーク市への訪問者数は、昨年34万1000人を記録。今年は若干増の35万人に達すると見込む。日本マーケットの傾向として、ヒーリー氏は「平均年間世帯所得が14万8600ドル、1回あたりの現地での平均支出額が1953ドル、平均年齢が44歳と、他マーケットと比べ、高いのが特徴」と指摘。さらに「各旅行会社で富裕層をターゲットとしたビジネスクラス利用のパッケージを造成しており、グローバルなトレンドでもあるが、ニューヨークでしかできない経験を好む傾向が強い」という。

 

 広告キャンペーン展開、HISとタイアップ
 「nycgo.com」強化、羽田国際枠拡大は好機

 一方、今年10月にスタートした一般消費者へ向けた広告キャンペーンでは、日本マーケットにおいてはエイチ・アイ・エスをパートナーに迎え展開。「いつでもあなたを歓迎します(WELCOMES YOU ALWAYS)」のメッセージを添え、ニューヨークを連想させる自由の女神をアイコンに、グラフィカルなデザインとなっているのが特徴だ。

 

 今年は再開発など「象徴的な年」に
 冬の需要喚起で人気プロモーション集約

※写真=左から観光局CMOマンマナ氏、国際コミュニケーションディレクターハイクープ氏、マーケティングディレクター ヒーリー氏、アジア地区ディレクター ゴヴァダ氏