成田空港、第2ビル駅到着JR二重改札解消へ

出入口共通の改札へ、12月10日からスタート

　成田国際空港「空港第2ビル駅」のJR二重開札が解消される。これまでJR到着の利用者はJR改札通過後、さらに京成側の改札を通過しなければならなかったが12月10日早朝から、改良した動線による運用を開始する。
　これまで鉄道利用の空港到着旅客は、各鉄道とも共通の到着出口通路を動線としていた。JRの出口は京成のフロアを挟むため、二重改札を余儀なくされた。しかし、新経路では、JR改札の出口と入口が共通になるため、JR到着旅客の移動がスムーズ化する。
　従来の入口専用改札は、拡張工事によって幅を広くして動線を確保する。これまで、二重改札の解消を目指して、東日本旅客鉄道千葉支社、京成電鉄、成田国際空港会社、成田空港高速鉄道の4社で駅施設の改良・改修など検討。改良工事に取り組み、このほど解消されることとなった。

※図＝JR到着旅客の従来の動線と改良された動線（提供:NAA）