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ソラシド中間期、営業利益22.8%減の14億6500万円
燃油費負担増加やシステム改修で費用増加
ソラシドエアが11月27日に発表した2020年3月期中間決算によると、営業収入は対前年同期比5.8%増加した213億7800万円と増収だった。損益ベースでは本業の儲けを示す営業利益が22.8%減少した14億6500万円に縮小。経常利益も25.7%減の14億1900万円となり、中間純利益は12.8%減少した10億8300万円に留まった。なお、通期の業績予想に変更はなく、同社によれば、当期利益11億円を目指すとしている。
同社によれば、事業費は8.6%増加した177億400万円、販売費及び一般管理費は9.5%増加した22億700万円となるなど、費用が膨らんだ。費用が膨らんでいるソラシドエアだが、この点については「原油ヘッジ効果が剥落しており、燃油費が拡大している」(ソラシドエア広報)ことに言及。さらに、営業面のシステム改修の費用負担も重なっていると説明した。
ソラシドエアは今年5月に事業戦略の見直しを公表。このなかで2019年度中に福岡空港への再就航にチャレンジすることのほか、それ以降も九州を中心にネットワークを拡充する方針を固めた。この福岡空港への再就航については、「現段階で決まっていることはない。鋭意目指しているところ」(ソラシドエア広報)とのことだ。さらに、国際線についてもチャーター便を継続・・・
※写真=ソラシドエアの中間決算は営業利益が2割以上縮小。ヘッジ効果が薄れ燃油費負担が増加したことなどが影響した