HIS年末年始、ホノルル1位もFIT化が進行

ツアーはグアム、アジアビーチと上海人気

　エイチ・アイ・エス（HIS）は、年末年始（12月21日〜2020年1月3日）の予約状況から海外旅行動向をまとめた。それによると、ハワイ・ホノルルが総合・航空券ともに8年連続1位となったが、ツアーは2位に下がり、ホノルルのFIT化が進行した。逆にツアー1位はグアムで、新千歳・成田・中部・関空・福岡空港などからのチャーター便利用商品が好調に推移している。出国ピークは12月29日、帰国ピークは1月3日。
　今年の年末年始の海外旅行は、政治情勢が反映され、韓国、香港が順位を下げた一方で、アジアビーチが上位にランクインしている。航空券・総合ランキングは上海が中国南方航空や春秋航空の新規就航による供給の増加から需要が高まっている。

　2020年旅行動向、ウラジオストクが人気に
　NZ・トルコ・サイパン・イスラエルに注目

　HISでは、2020年の旅行傾向の見通しについて、社員に「2020年ヒットしそうな旅先」についてアンケートを実施した結果、ダントツでロシアが人気を集め、中でも最も注目されているのはウラジオストクだった。また、ラグビー人気のニュージーランド、トルコ、サイパン、イスラエルに関心が高まった。

※HISの年末年始海外旅行動向調査