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成田空港の高速離脱誘導路整備、残る2本供用へ
時間値4回増の72回に、20年夏ダイヤから開始
成田国際空港会社(NAA)は12月5日に、成田空港A滑走路で整備する高速離脱誘導路最後の外側2本の供用を開始する。これをもって、1時間当たりの発着数、いわゆる時間値の72回化に向けた高速離脱誘導路再編整備が完了することになる。従来では最大68回だった時間値が、来年夏ダイヤからは72回に拡大することになる。
この高速離脱誘導路の再編整備は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて取り組んできた機能強化。年間でプラス4万回の容量拡大に相当する施策となる。すでに去年12月からA滑走路で4本、B滑走路で1本の高速離脱誘導路が供用された。この度の供用開始は、A滑走路で残る外側2本が対象。この誘導路は、航空当局の検査を経た上で、供用開始することになる。
※図=成田空港A・B滑走路で整備した高速離脱誘導路。赤い部分がこの度供用開始となる2本の誘導路(提供:NAA)