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東北電力、AIドローンの鉄塔腐食劣化度診断運用スタート
作業時間を25時間から4時間に短縮、判定の個人差も解消
東北電力はドローンなどに搭載したAI(人工知能)を活用して、撮影した画像情報から送電鉄塔の腐食劣化度を判定する「腐食劣化度診断システム」の運用を、電力業界で初めて開始した。このシステムは、東北電力とSRA東北が共同で開発したもの。このシステムを活用すれば、従来の目視点検による作業では約25時間もの長時間を要していた計画作業を、約4時間にまで短縮することができる。
東北電力によると、送電鉄塔は腐食劣化度のレベルに応じて、塗装や部材の取替を行うなど計画的な補修工事を行う必要があるという。そうしたなか、SRA東北と共同開発したシステムでは、スマートフォンやドローンなどで撮影した画像を基に、AIが送電鉄塔の腐食劣化度を瞬時に判定することができるとしており、判定に係る個人差を解消することもできるとしている。
さらに、画像の撮影時に、・・・