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金井宇宙飛行士、地球に無事帰還
168日間に亘る長期滞在を完了
国際宇宙ステーション(ISS)における長期滞在ミッションを終了した金井宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船が、6月3日21時39分(日本時間)、無事にカザフスタンに着陸した。金井宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船には、ほかにアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士(ROSCOSMOS、露)とスコット・ティングル宇宙飛行士(NASA、米)も搭乗して、地球への帰還を果たした。なお、金井宇宙飛行士、シュカプレロフ宇宙飛行士、ティングル宇宙飛行士ら第54次/第55次長期滞在クルーは、宇宙に168日間滞在した。
金井宇宙飛行士は、防衛医科大学校を卒業後、防衛医科大学校病院、自衛隊大湊病院、自衛隊呉病院、そして海上自衛隊第一術科学校などで、外科医・潜水医官として勤務。その後、JAXAから国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する日本人宇宙飛行士として選抜された。さらに2011年7月には油井亀美也宇宙飛行士、大西卓哉宇宙飛行士らと共に、ISS搭乗宇宙飛行士に認定。2015年8月に、ISS第54次/55次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命。昨年12月17日から、ISSに滞在していた。
ちなみに、金井宇宙飛行士は11人目のJAXA宇宙飛行士。JAXAのISS滞在宇宙飛行士としては9人目となった。医者の宇宙飛行士は、向井宇宙飛行士、古川宇宙飛行士に次いで3人目だった。
※写真=ISSで医学実験中の金井宇宙飛行士(提供:JAXA)