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2019.12.05

WING

ANAと三越伊勢丹、期間限定でアバター専用店舗開業

遠隔地から「おもてなし」、瞬間移動ショッピングも

 ANAホールディングス(ANAHD)と三越伊勢丹は12月4日、12月5日から24日までの期間限定で東京・日本橋の「コレド室町3」にオープンする、アバター専用店舗「avatar-in store」を報道陣に公開した。これは、先日ローンチしたアバターサービスを提供するためのプラットフォームとなる「avatar-in(アバターイン)」と、ANAHDが独自開発した普及型遠隔コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を用いたもの。実証実験でのオープンだが、ANAHDと三越伊勢丹は、世界初の瞬間移動ショッピングを可能とした。
 この「avatar-in store」では、店舗利用者は「newme」を操作して店員との会話を楽しみながら買い物することができる。このため、ANAHDと三越伊勢丹は、百貨店のない離島などの地域在住者や百貨店に行きたくても行くことが困難な人にも、両社が大切にしている「おもてなし」を体験することが出来るとしている。実際、今回「avatar-in store」で取り扱うのは、三越伊勢丹と東京・京都・奈良・九州の国立博物館とのコラボレーションギフト31種類で、店員の説明が活きてくる様なストーリー性ある商品を選んだという。

 人とロボットの共生を実現
 「おもてなし」の心を世界に発信

 報道公開当日は実際に店舗で遠隔地からパソコンを使って「newme」を操作し、店員と会話しつつ説明を受けて商品を選ぶ様子を実演。店員が商品を手に取り、「newme」の「顔」部分に見せて、商品の内容が分かるようにするなど・・・・。