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2019.12.05

ウイングトラベル

デルタ航空、羽田全面移管で日本事業拡大に意欲

本向け座席提供に柔軟性、広範な旅客需要開拓へ

 デルタ航空(DAL)は来年3月から日本路線を成田空港から羽田空港に全面移管するのにあわせて12月4日に旅行会社向けのセミナーを開催した。セミナーでは、羽田移管後のレジャー市場向けの営業戦略について説明。利便性の向上や日本市場向けの座席提供の柔軟性が増したことを契機に団体旅行需要の取り込みに一層力を入れていくほか、米国内の乗り継ぎバリエーションが向上したことにより、レジャーデスティネーションへの送客拡大を目指す。さらに席種も多様化したことで、さまざまな旅客層に最適な提案ができる体制が整った点をアピールした。

 

 大隅日本支社長「羽田移管、高い意識持ち推進」
 サービス認知度拡大へ旅行会社の協力求める

 セミナー冒頭ではデルタ航空の大隅ヴィクター日本支社長があいさつに立った。大隅支社長はデルタ航空の特徴として、世界トップレベルの定時到着率や広大なアライアンスネットワークを構築している点をアピールした。さらに直近では70億ドル超を投資し、米国内の空港施設のリニューアルや機材のアップグレードに積極的に取り組んでいる点や最新鋭のテクノロジーを駆使して旅客の利便性向上に対する取り組みを充実させている点を紹介した。

 

 ロサンゼルス、シアトルなど団体取り込み強化
 多様な旅程造成可能な点や充実のサービスを強調
 羽田に自社ラウンジ展開、ヌードルバー設置
 最新技術を活用した顧客サービスも新展開

 
※写真=都内のホテルで開催された旅行会社向けセミナーの模様

※写真=セミナーであいさつするデルタ航空の大隅ヴィクター日本支社長