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パトリア、航空構造物部門で従業員協力交渉開始
A380型機スポイラー等製造、生産打ち切りが影響か
パトリアは12月5日、航空構造物ビジネスユニット(Aerostructures business unit)で、従業員の協力交渉を開始したと発表した。同ビジネスユニットでは、複合材技術を活かしたA380型機のスポイラー製造をはじめ、A400M輸送機、軍用ヘリコプターNH90のプログラムにも参加しており、114名の従業員がフィンランド国内で働いている。
パトリアは交渉開始の理由を「生産上、財務上のため」と説明。長期契約における製品の引き渡しレートが更に低下していることから、プロジェクトベースでの労働負担が不均一になっているとしており、A380型機の生産打ち切りなどが影響しているとみられる。
この交渉は人事も含めた全ての職域におよび、一時的なレイオフや20人の削減に繋がる可能性があるとしているほか、従業員全体の労働調整も考慮するとしている。