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リニア中央新幹線整備に成田参考の勉強会
重要性高まる地域との共生・共栄を検討
国土交通省は12月9日に、成田空港整備事業での取り組みを参考にして、リニア中央新幹線整備と地域社会との関係を検討する勉強会を開始する。この「交通インフラ整備と地域共生に関する勉強会」では、地域社会と適切に共生していくため、具体的な事例を交えつつ、交通インフラ整備について議論・検討を行う。リニアの整備は、トンネル整備に静岡県が環境の不安を示すなど、着工の遅れも見られる。成田空港の整備事業では、これまで地域との共生・共栄を図ることで着実に進められていて、成田の取り組みを参考に、地域の理解を求めていく手法や考え方などを検討することになる。
同勉強会は、鉄道局が第1回目として開催する。出席するのは成田国際空港会社(NAA)と、東海旅客鉄道。持続可能な社会の実現に向けて、これまで以上に地域社会との共生を図る重要性を鑑みて、大規模交通インフラの整備に取り組む。