ウイングトラベル
マカオ政観、2020年「モノマカオ」促進
直行便、港珠澳大橋利用で商品造成に協力支援
マカオ政府観光局は12月5日、2020年に向けたトラベルマート・アップデートセミナー並びに「感謝の夕べ」夕食会を都内ホテルで、旅行業界関係者を集めて開催した。「感謝の夕べ」で挨拶したマカオ政観の榊原史博日本代表は、2020年の日本市場へのマーケティング活動について、7本の軸を中心に展開し、その筆頭に「モノ・マカオツアーの促進」を掲げた。マカオは香港デモの影響で、日本人旅行者が8月以降減少傾向にあるが、榊原代表は「これを契機に、これまでの『香港・マカオ』で一つのデスティネーションから、『マカオ』で一つのデスティネーションへと踏み出す」と強調した。
榊原代表は「港珠澳大橋の開通で香港−マカオ間は42km、出国手続きの時間を含めて約1時間で香港空港からマカオに到着する。しかもバスは24時間運行しており、どの飛行機を使ってもマカオへ同日で行き帰りができる」と強調した。
マカオ20周年、成熟してデスティネーションへ
新たな時代へ7本の軸でマーケティング展開
マカオ政府観光局が2020年に展開するマーケティング活動の7本の軸は、モノ・マカオツアーの促進と連動して、第2に前述の「港珠澳大橋の認識の普及と商品造成の促進」を挙げた。榊原代表は「香港が正常になるまでは、モノ・マカオツアーの販売を促進。加えて港珠澳大橋を使った商品造成を促進する」との方針を示した。
また、第3はマカオ特別行政区発足20周年で、「人間も20歳で大人になる。マカオは成熟したデスティネーションになった。世界のトップクラスのホテルが並び、IRにはショッピング、レストラン、エンターテイメントがあり、楽しさが止まらないマカオの20周年をフックにしたい」と成熟したデスティネーションを訴求する。
田川JATA会長「20年経てマカオは節目の年」
マカオが磨いた7つの軸、新しいマカオを売る
※写真=マカオから来日したセールスミッション参加者とともに記念撮影。中央左が田川JATA会長、右が榊原マカオ政観日本代表