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2019.12.09

WING

富士通・SAP、川重の設計・製造プロセス効率化支援

川崎重工、来年7月に本稼働開始で業務効率化を推進

 富士通とSAPジャパンが、川崎重工航空宇宙システムカンパニーの設計・製造プロセスの効率化を支援するソリューションの本稼働に向けて設計を完了したことを発表した。川崎重工が導入するのは、「SAP S/4HANA(R) Manufacturing for Production Engineering and Operations」。川崎重工は2020年7月に本格稼働する予定だ。
 富士通とSAPジャパンによれば、川崎重工はこれまで、製造業務プロセスで発生する作業において人手による紙文書で厳格な運用をしてきているが、詳細なトレーサビリティの確保や、顧客および航空機製造認定を行う認証機関への迅速な情報開示を実現するためには、膨大な資料の電子化と業務の効率化が課題となっていたという。
 航空宇宙産業において現在、トレーサビリティが重要なものの1つ。機体ごとに異なる設計や、生産台数がある程度決められているなど、・・・