記事検索はこちらで→
2019.12.10

WING

三沢米空軍F-16模擬弾落下、捜索活動を一時停止

地下水漏出など捜索妨げ、より安全な回収検討

 三沢基地に所属する米空軍F-16が11月6日に発生させた模擬弾落下事案で、模擬弾の捜索を行っていた米軍は、活動の中断を余儀なくされたとして、回収活動が一時停止。まだ模擬弾が回収されていないことが分かった。米側は、回収に向けたより安全かつ環境影響が少ない作業方法を検討しているとのこと。
 これは、防衛省が質問主意書に回答するかたちで明らかになった。米側は、落下地点と推測される土地の掘削や、沼地内の探索などを行っていたが、掘削作業中に地下水が漏出したため、中断せざるを得なかったとした。落下したのは模擬弾であるため、爆発する可能性はないとしている。また、民有地に落下したものと見られるが、落下場所の特定など作業を進めているところだとして、補償については回答できないとしている。