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2019.12.19

WING

UNMISS司令部要員(兵站・航空運用)が湯浅陸幕長に出国報告

UNMISS司令部要員への女性自衛官派遣は5人目

 陸上幕僚監部では12月19日、国連PKOの一つである国連南スーダン派遣団(UNMISS:Unaited Nations Mission in the Republic of South Sudan)の第11次司令部要員(兵站・航空運用)として派遣される兵站幕僚と航空運用幕僚の2名が、湯浅悟郎陸上幕僚長に対し出国報告を行った。
 今回派遣となるのは、兵站幕僚の山之内祐希3等陸佐と航空運用幕僚の中林由貴1等陸尉の2名で、派遣期間は約1年となっている。
 山之内3佐は米陸軍兵站大学幹部上級課程への派遣歴がある。また、中林1尉は陸上自衛隊内でも数少ない女性自衛官のUH-1Jの操縦士で、豪PKOセンター国連平和維持活動幕僚課程(UNSOC)への派遣歴がある。また、UNMISS司令部要員として派遣される5人目の女性自衛官になるとのこと。
 湯浅陸幕長は出国報告後の懇談において、「日本は司令部や能力構築、マニュアルの策定などの分野での能力が非常に評価されている」と説明しつつ、「(南スーダンから)部隊は撤収したが、UNMISSにおける司令部での活動も高い評価を得ているところ。頑張ってくれというのは負担をかけることになるが、普段通りやればよい」と、普段と変わらず能力を十分に発揮することを求めた。

 

※写真=湯浅陸幕長に出国報告する兵站幕僚の山之内祐希3等陸佐(右)と航空運用幕僚の中林由貴1等陸尉(左)

※写真=湯浅陸幕長は両名に普段と変わらず能力を十分に発揮することを求めた