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赤羽国交大臣、訪日目標達成に羽田増枠は必須
成田との2本柱で6000万人達成、着実な機能強化へ
国土交通省の赤羽一嘉大臣は専門紙の新春インタビューに応じ、2020年3月29日の夏ダイヤから運用を開始する羽田発着の新飛行経路について、同年に国として目指す訪日外国人4000万人、さらに2030年の6000万人達成に向けた重要な施策であることを強調。海外からのスムーズな移動をはじめ、航空分野の様々な課題解消へ寄与することに期待感を示した。また、成田空港で計画する更なる機能強化にも言及した。成田が機能強化を果たすことは、訪日6000万人達成に欠かすことができないため、羽田とともに「首都圏空港の2本柱」として機能させるべく、取り組みを一層推進させる姿勢を示した。
羽田空港では、新飛行経路の運用を開始することで、国際線の発着枠を拡大する。航空局では、増枠する年間約4万回について、羽田の未就航地を多数抱えている米国や中国へ、重的に配分した。また昼間時間帯には就航していないロシア、オーストラリアなども含め、合わせて9ヵ国・地域へ発着枠配分を行ったところ。赤羽大臣は、今後東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控え、世界各国から多くの旅行者が訪れることになると説明。羽田へ各方面から国際線が結ばれることで、増加する航空需要に対応できるとして、期待感を示した。さらに、新飛行経路によって、空港の運用にも余裕が生まれることも期待できるため、混雑による待機の解消など、ボトルネックとなる課題解消の効果も考えられるとした。
赤羽大臣は羽田活性化と同時に、・・・
目標達成はラグビーW杯大会がヒント
長期滞在、地域交流拡大でリピーター獲得
※写真=インタビューに応える国交省の赤羽大臣