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エアバス、ベルーガXLの運用スタート
エアバスは去る1月9日(仏現地時間)から、ベルーガXLの運用を開始した。ベルーガXLはA330-200フレイターを母機として開発した機体。前身のベルーガSTと比べると、30%輸送能力を高めることができる。
ベルーガXLは欧州各地で製造するエアバス機のパーツを輸送する役割を担い、計6機を導入する。エアバスによると、今年から2023年にかけて順次導入をすることにしており、もう暫くの間、A300をベースとしたベルーガSTと共に、活躍する姿を目にすることができる。
エアバスは去る2014年11月にベルーガXLをローンチ。運航開始までに200回以上もの飛行試験で700時間以上の飛行を実施しており、昨年11月に欧州航空安全庁(EASA)から型式証明を取得した。
ベルーガXLは全長63メートル、全幅8メートルを有し、世界最大の貨物室の胴体面積を持つ。ベルーガSTではA350XWBの主翼の片翼のみを収容することができたが、ベルーガXLでは一度のフライトで両翼を輸送することができる。
※写真=愛らしい外観のベルーガXLが運航を開始。ベルーガSTと共にエアバス機の構造部位を輸送する(提供:エアバス)