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2020.01.21

WING

パトリア、近代化改修した最初のハミナ級ミサイル艇を納入

4艇全ての近代化は21年中に完了予定

 パトリアは去る1月15日、ハミナ級ミサイル艇の近代化改修において、最初に完了した「トルニオ」をフィンランド国防軍に納入したと発表した。これはMid-Life Upgrade(MLU)プログラムとして、2018年から2021年の間にハミナ級ミサイル艇4艇全てをオーバーホールと近代化を行なうというもので、2030年代までの耐用年数を確保し、対潜水艦戦(ASW)能力を強化する。パトリアは元請けとして、設計およびシステムインテグレーションを受け持っている。
 フィンランド海軍では、このオーバーホール、スウェーデン製の対潜魚雷や可変深度ソナー(VDS)によるASW能力の強化を第1段階としており、現在試験中の魚雷システムのテストなどが終了する2021年には対空と対水上能力に加え、対ソナー能力も向上するとしている。

 

※写真=改修を終えたハミナ級「トルニオ」(提供:パトリア)