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2020.01.21

WING

BAE、コリンズのGPS事業を19億2500万ドルで買収

レイセオンの空中戦術無線事業も2億7500万ドルで買収

 BAEシステムズは1月20日、コリンズ・エアロスペースの軍事用全地球測位システム(GPS)事業を19億2500万ドルで、またレイセオンの空中戦術無線事業を2億7500万ドルで買収することに合意し、買収契約を締結したと発表した。
 今回この2つの事業が売却されたのは、レイセオンとコリンズ・エアロスペースを傘下に持つユナイテッドテクノロジーズ(UTC)の対等合併において、米国の独占禁止法に対する認可取得のために必要だったため。BAEシステムズでは、この2つの事業の買収によりレイセオンとUTCの合併は完了することになるとしており、BAEシステムズはGPS事業買収で3億6500万ドル、空中戦術無線事業の買収で5000万ドルの税制上の優遇措置を受けられるとしている。