記事検索はこちらで→
2020.01.22

WING

日中海空路連絡、適切な仕組み機能で一致

ホットライン開設至らず、早期開設目指す

 日本および中国の防衛当局は1月20日、防衛省で日中海空連絡メカニズムの2回目会合・専門会合を開き、これまで適切に運用されていることを確認。ホットライン開設へ向けた調整を加速させることで一致した。
 これは、2018年6月から運用開始となった仕組みで、海上での事故を防止するための危機管理と信頼醸成のため運用する。日中の担当者は、海空安全保障政策、同仕組みの運用状況や技術的改善などで意見交換を行った。その結果、開始以後は適切に運用されてきたことを共通の認識として、今後も引き続き日中防衛当局間の信頼醸成のために運用を継続するとした。
 また同仕組みの実効性について、向上させるよう努力していくことで一致。早急に設置を検討するというホットラインについては、引き続き早期開設に向けて調整を加速していくとして、前向きな姿勢を示したものの、意見交換に留まった。・・・