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2020.01.24

ウイングトラベル

19年訪日クルーズ客、215.3万人と2年連続減

 寄港回数2.2%減、中国減影響も外国船微増

 国土交通省によると、2019年の訪日クルーズ旅客数は前年比12.2%減の215万3000万人、国内港湾へのクルーズ船の総寄港回数は同2.2%減の2867回といずれも減少した。訪日クルーズ旅客数の約8割を占める中国発のクルーズ旅客数が14.5%減の174万人と減少し、2019年も中国市場の配船減が続き、2年連続で減少した。
 これは近年の中国クルーズ市場の急拡大に対応して、各船社が配船を急増させた結果、採算性が悪化したことで、2018年以降は各船社が中国への配船を減らしていることが最大の要因。
 ただ、発地別に見ると、上海中心の中国中部発の訪日クルーズが3割以上減少した一方で、天津中心の中国北部発は18%増、香港中心の中国南部発は22%増、台湾発は5%増と増加している。

 外国船社の日本発着クルーズ2割増加
 寄港地分散化、日本人・欧米富裕層拡大
 2020年クルーズ市場拡大、日本発着増加
 訪日クルーズも中国市場大型船追加投入

※写真=外国船社の日本発着クルーズが2割増加

 

※2019年のクルーズ船による外国人入国者数