豊田通商、航空機MRO事業に参入

英国MRO事業者の販売代理店に
　
　豊田通商が、英国で航空機のMRO事業を展開するA J Walter Aviation（AJW）との間で、販売代理店契約を締結した。豊田通商はAJWとの販売代理店契約締結により、MRO事業への参入を通して日本のMRO市場におけるネットワークを確立するとしており、AJWグループの幅広いサービスを日系エアライン向けに提供していくとしている。
　旺盛な航空機需要によって、世界の空を飛び回る航空機の数が増大する。様々な需要予測をみても、20年後の空には現状比2倍もの航空機が飛び回る予測が示されている。豊田通商が参入を目指すMRO事業においても市場成長が見込まれており、その市場規模は2018年の約774億ドルから、今後10年間で約1150億ドルに達する予測だ。
　そうしたなか日本とカナダ航空当局の間において、整備に関する技術的な取り決めが交わされたことにより、日本の航空局またはカナダ当局の検査を受けた整備施設であれば、それぞれの相手国の航空局の検査を受けることなく、航空機や装備品の整備を行うことができることが可能になった。・・・